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『大魚とバケツ』 柿沼宏太
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講評:画力の向上を。キャラクターの性別がかき分けられていないために、セリフのもつ意味まで読み手ごとに変わってきてしまった。友人なのか、恋人なのかによって同じセリフでも、描き手が狙っていない解釈を生んでしまうこともあることに気をつけてほしい。セリフのテンポ自体は悪くないだけに残念。
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『おこんだて』 ひとみん
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講評:勢いはあるのだが、それだけでは物語を読ませることはできない。キャラクターが何を思い、なぜ行動するのかをもっと丁寧に描いてほしい。特に主人公以外のキャラクターを背景ではなく、人間として描いてほしい。主人公の都合のいいようにリアクションさせていては、作品自体のレベルは上がらない。
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『あの日の僕は……』 坂東秀樹
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講評:テーマにきっちりと沿った作品で、丁寧に描かれている。ただ、この流れと内容で26ページは多い。一コマにもう少し情報を与え、テンポを良くすることでもっと他の内容を入れたり、ページを詰めることもできたはず。もっとメリハリをきかすことができれば、単調な話でも感動を生むことはできるだけに残念。
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『とってもいいと思います(他1編)』 出浦宗
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講評:まだまだ画力がたりない。ただ、登場人物の表情は生き生きしており、好感が持てた。テーマが「普通」とあって淡々とした日常を描いているが、「どこかで読んだ事がある」感が強かった。作り手の個性は出してほしい。
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『この星の終わる頃』 棚橋正知
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講評:漫画というより、絵本のような構成・演出で、正直読後感は物足りなかった。あえてそれを狙って作っているのだろうが、お金を払って漫画雑誌を手に取る読者は「漫画」を期待しているので、今後はそこを意識してほしい。
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『僕のヒーロー』 一枝レラ
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講評:12ページという短いページながら、わかりやすい話にまとめた構成力はなかなかのもの。ただ、画力不足は否めなかった。本気で漫画のプロになるつもりなら、今はとにかく画力を磨く事を最優先に。
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『みつ子』 荒井瑞貴
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講評:独特な作風がありシュールなギャグが表現されていると思う。だが、常に主人公・みつ子が周囲から不条理なボケをされ、それに戸惑う、というパターンが画一的になっているようにも見受けられる。今後は、色々なオチを読んでみたい。
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『だーくたわー』 ひだりの
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講評:絵はとても可愛らしく、好感が持てる。日常によくある一コマを描こうという意図は感じられるが、それだけしか読み取れなかった。よくある出来事をどれだけ意外性を持たせて面白く描き出せるか、という一捻りが必要であるように思う。
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『MY LIFE』 musashi
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講評:絵は魅力的だが、話が途中で切れているように思えてしまった。話の繋がりが読み取りにくく、読者に対して不親切な作りになってしまっている。1ページで1ネタなのか、ストーリーが繋がっているのか判然としない。読み手の立場に立っての作品作りをしてほしい。
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『雨の街』 和賀アキラ
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講評:雰囲気のある世界観をもっていて、センスは感じる。しかし、反面雰囲気だけに陥ってしまっていて、読者に伝えるという努力が足りない。自分の表現したい世界を、もう少し客観的に見る視点が必要。
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『また明日』 鈴木陸郎
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講評:テーマには沿っていると思うが、それほど大きなドラマがないのに36ページというのは長い。何気ない日常を描くにも、どこか感情が動く一点に焦点を当てて描いた方が話にメリハリも出来て良くなると思う。
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『魔法使いのお時間よ』 内海まりお
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講評:4コマというスタイルで、全体を通してストーリーを展開していくのは良いと思う。ただ、そのぶん一つ一つのネタが希薄で、いまいち読み応えがない。もっとネタの密度を濃くした上で、今のスタイルを維持して欲しい。
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『HOME MADE,TANKっ!!』 渡辺祥司
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講評:自分の好きな設定を描こうという意欲は買うが、それが一方通行になっている。この世界を知らない読者に、どうすればわかりやすく伝わるのかを、常に頭に置きながら描いて欲しい。その上で初めてドラマ作りを考えた方がよいと思う。
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『夜明けの左腕』 壱丈輪
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講評:野球についての薀蓄をネタとして入れているのはいいが、ストーリー作りが単純なので、逆にその部分が浮いてしまっている。単純な復活劇にならないようなストーリー作りをしてほしい。
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『木漏れ日の下』 門井元
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講評:二人の少女の心のすれ違いから始まる物語だが、ストーリーの進み方が遅く、それぞれのキャラクターの葛藤なども甘いので、なかなか話に引き込まれない。“ふつう”の話だからこそ、もっと突っ込んだキャラクター作りをしてほしい。
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『山椒日和』 大石フジ子
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講評:ところどころ笑えるギャグはある。ただ、この手の話にしてはページ数が長く間延びしてしまっている部分もあるので、もう少しストーリーを絞ってギャグの精度を上げてほしい。
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『それは縄跳びに似ている』 小澤由子
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講評:絵がまだまだ拙い。原稿の描き方も話の作り方も、読み手のことを考えてもっと丁寧 に取り組んでほしい。
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