たそがれたかこ(4)
「このウキウキをなんとしよう?」
娘・一花のこと、元夫とのこと、世間とうまくやれない自分のこと。
ままならないすべてのことに対する鬱屈を爆発させ、
母にぶつけてしまった夜を越え、なにかが吹っ切れたたかこ。
“谷在家光一”の歌声が、彼女に生きる希望をくれる。
想いはますます膨らんでいき、ついに気持ちは
「ライブ、行ってみたい!!」
「今」と格闘している大人たちへ……片岡たかこ、45歳、バツイチ。老いた母との二人暮らし。行きつけの店での笑顔と大好きなミュージシャンに支えられ、今日も一歩ずつ、生きていく。
書店によって取り扱いがない場合もございますので、あらかじめご了承ください。電子書籍での価格は紙の本と異なる場合がありますので、詳しくは各電子書店でご覧ください。