死にたがりと雲雀(2)

著:山中 ヒコ
定価:660円(本体600円)

作家・辻村深月さん大推薦!
 「近い将来、必ず『大ヒット』と呼ばれるであろう名作。1、2巻のうちから読んでいたことをきっと人に自慢できるはずです。」

朽木、過去にいわくありげな、一人の浪人。雲雀、家に居つかぬ父を待つ長屋の少女。
朽木が荒れ寺に開いた寺子屋に雲雀が通いはじめ、二人は次第に心を通わせるように。
だが雲雀の父が起こした事件により、事態は急転。雲雀は父の罪を朽木にかぶせようとするが……!? 欠けたる者同士が寄り添って生きる、江戸・下町の人情譚。


寺子屋の師匠と弟子として、心を通わせながらともに暮らす浪人・朽木と少女・雲雀。親をなくし一人きりの雲雀だったが、朽木の手の温もりを支えに、笑顔と強さを取り戻していく。――だが、火事で母を亡くした少年・松乃介の何気ない一言が、雲雀に父の犯した罪の重さを思い出させ……!? 彷徨う心を持つ者同士が明日に向かって生きる……。江戸・下町の人情譚。

死にたがりと雲雀(2)

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