将国のアルタイル(18)

著:カトウ コトノ
定価:660円(本体600円)

城壁の町に風穴をあける”警告の鐘”ーー。
帝国の喉元に刃を突きつけるザガノス率いる帝国侵攻軍。
しかし帝国も、この存亡の危機に座して敗北を待ってはいなかった。
レレデリクが手に入れた重装騎兵4000騎、そして堅き忠誠を帝国皇帝に誓った
新貴族が城壁の町に集う!
帝国とトルキエーー双方に思惑と名誉と宿命が渦巻くなかマフムートはどう動く!?


南領軍との激突からザガノス軍を救ったマフムートを待っていたのは、属州総督解任、そしてザガノス軍への副将としての従軍の命令。それは”警告の鐘”による城壁の町包囲の優勢のなか、「戦後」を見据え交錯するトルキエの思惑の現れだった。帝国もまた動く。レレデリクの謀略、集結する新貴族。そして一方、燈台の都でも、三千年にわたり受け継がれてきた象徴が突き崩されんとしていた。

将国のアルタイル(18)

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