菜(11)

著:わたせ せいぞう
定価:1,047円(本体952円)

富田耕平・菜の夫妻を主人公に、四季に彩られた日本の美しい風物をちりばめながら、家族の折々の情景を鮮やかに描き出す物語。これは彼らの歳時記であり、もしくは妻時記、そして菜時記である。大勢の家族に囲まれ、にぎやかに育った耕平と、両親に先立たれ、その思い出を刻む家に暮らしてきた孤独な菜。対照的なふたりが夫婦として結ばれ、新しい、愛情に満ちた家庭を営んでいく。92年より6年間にわたって本誌連載され、多くの人々の心を温かくした人気作品が帰ってきた。菜と耕平のもとに新たな家族を加えて……。

菜(11)

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