爆音列島(13)

著:高橋 ツトム
定価:586円(本体533円)

『地雷震』『スカイハイ』の高橋ツトムが描く1980年、東京。歪んだ青春が幕を開ける!
転校、ダチとの出会い、集会への誘い。そして咆吼と暴力の渦中、圧倒的な解放感が支配する「族」の世界へ! 濃密な時間のなか、「少年」から「不良」へ瞬く間に変貌を遂げるタカシ。
世代を問わず「不良」に感応する読者の絶大なる共鳴を集め、「アフタヌーン」にて大好評連載中の青春群像劇。
オレら真っ逆さまに駆け上がっていく――。



最高潮となった集会。その夜を破壊しにそいつは現れた。覆面を被った異形の男・大使。フクロにされても一切逃げず、無言で拳をふるい続ける大使に、敵ながらタカシは魅了されてしまう。単身、大使を訪れ「飲みにでもいかねーか」と語りかけるタカシ。だが返ってきた言葉と暴力は、修羅場をくぐり抜けてきたタカシにとっても想像を絶するものだった。

爆音列島(13)

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