あさはかな夢みし(3)<完>
時は平安、京の都に夢子と申す姫君ありけり。現実世界(三次元)の殿方に全く興味がなく、明けても暮れても草紙を読んでは妄想妄想。そんな腐りきった平安女子も、波乱万丈な宮仕えを経て、男女の理などを見知り給ふ。人並みの恋愛、結婚を目指す姫君が辿り着く先や如何に!『臨死!! 江古田ちゃん』で現代社会に痛烈な風刺とユーモアを炸裂させた瀧波ユカリが、今も昔も変わらぬ「ヒトの浅はかさ」を描く平安絵巻、ここに完結!
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