天の血脈(3)

著:安彦 良和
定価:692円(本体629円)

時は明治三十六年、満洲と朝鮮の国境付近に、日本から「好太王碑」調査委に来た一団がいた。嬉田貞一教授率いるこの調査隊に参加していた安積亮は、ロシア兵に捕らわれたが脱出に成功。だが現地で出会い心を通わせたハナという女性がさらわれてしまい、傷心の日々を送る。日本へ戻った安積は、実家近くの諏訪大社の巫女・翠と祝言をあげ、一高での学生生活に平穏が訪れていた。だが世の中は日露戦争に突入して動き始める――。

天の血脈(3)

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