いよいよ締め切りまで一ヶ月近くとなった第19回イブニング新人賞。
イブニング本誌にて掲載されてきた審査員・宇仁田ゆみ氏のスペシャルインタビューをウェブでも毎週木曜日更新で公開していきます!
宇仁田氏のマンガ観、製作のコツ、新人時代の秘話などを明かして頂きました。
ぜひ読んで、イブニングへ応募してください!お待ちしています!
「うさぎドロップ」〓宇仁田ゆみ / 祥伝社
2012年1月31日(火)締め切り! 第19回イブニング新人賞審査員 『うさぎドロップ』『青みゆく雪』『トリバコハウス』『よにんぐらし』の宇仁田ゆみ氏スペシャルインタビュー Special Interview, The Yell for the Newcomer to comic-making world! 第19回イブニング新人賞 インタビュー&文 門倉紫麻
Vol.5 ネームの練り方
「前は『こういうのが描きたい』と思っても、全然手が追い付かなくて。何度も消して紙をボロボロにしていましたから」 ──『うさぎドロップ』は実写映画、アニメとメディア化が相次いで、大ヒットしましたね。 めまぐるしかったです(笑)。 ──かなり読者層も広がったのでは。 この前、19歳の男の子からツイッターでメッセージをいただいて、「70代のおばあさんと、10歳にならない姪っ子と一緒に読んでます」と。最年長と最年少の読者さんがいっぺんに(笑)。とてもうれしかったです。 ──まさに老若男女に届いていますね。もともと宇仁田さんの作品は、男性を主人公にしたものも多いですし、男性ファンも多い。 編集:宇仁田さんの漫画を読むと、どうして女心に振り回される男の気持ちがわかるんだろう、と思います。 私が、女の子の気持ちがあんまりわからない時があるので、その状態を描いているところはありますね(笑)。私は比較的、男女両方とか年齢が幅広いとか、そういうことで得している部分があって。例えば20代の女性だけを抽出してみたら、読んでいる人は少ないと思うんですよ。でも広い層に少しずつ読者の方がいる。 ──青年誌から始まって、女性誌、4コマ誌とフィールドを広げていらした。あまり読者を限定せず、広い層に向けて描いていくのは、大事なことかもしれないですね。 そういう意味ではイブニングは理想的ですね。美少女に特化しているわけでもないし、ずっと漫画ばかり読んできた人向けに特化しているわけでもないですしね。
むやみやたらに人を傷つける必要はない
──『うさぎドロップ』は、独身男性が幼い子供をひきとって育てる、という宇仁田さんの作品の中では、少し毛色の違う作品でしたね。 「うさぎドロップ」Ⓒ 宇仁田ゆみ/祥伝社 こんな題材も漫画になるんだ、というのをやろうとしているところはありました。雑誌の端っこで描いているつもりだったんですよ。連載当初は『フィールヤング』のなかで子供が出てくる漫画は少なかったので。 ──描いていて「重かった」ともおっしゃっていましたね。 非常に重かったです。描きながら考え込んでしまうことが多かったですね。特に、りんの母親が出てくると重い話になって、筆の進みが遅くなったり、体がおかしくなったりしました。 ──りんを手放した、若干問題アリなお母さんですね。 短編だったら、描きづらい人がいても勢いでえいって描けるんですけど、長いと何回か出てきちゃうのでつらかったです。 ──お母さんの職業を、ご自分と同じ漫画家にしたのは、特定の職業の人を傷つけないように、とのことでしたね。 絶対に誰も傷つけないでマンガを描くのは無理ではあるんです。すごく幸せな話を描いても、それを読んで傷つく人もいるので。ただ、むやみやたらと傷つける必要はないんじゃないかなと思って描いてます。 苦手な絵も、逃げずに描けば、力になる ──デビューからの13年間を振り返って、どんな変化がありましたか。 うーん・・・・・・どうでしょう。前よりは手が動くようになったので、そこは楽しいです。前は「こういうのが描きたい」と思っても、全然手が追い付かなくて。何度も消して紙をボロボロにしていましたから。今はましになりましたね。 ──続けて行くうちに、だんだん筋力がついていくものなのでしょうか。 そうですね。なので、新人時代は、苦手な絵も下手でもいいから逃げずに描いてみてほしいですね。コマの割り方で描かずに逃げる方法はいくらでもあるんですが、描けば、力になる。 ──宇仁田さんが苦手だったのはどんな絵ですか? 首から肩にかけてが描けなかった。首が脱臼しちゃうんです(笑)。難しいんですよねえ。でもだんだんしなくなってくるので、大丈夫です。みなさんも、脱臼を恐れずに描いてください! ──今後はどんな漫画を描きたいですか? まだはっきりとはわからないんですけど、地元っぽい匂いのするものを描きたいなあとは思ってます。人の数でいうと、実は田舎に住んでいる人ってすごく多いので。 ──確かに! 世の中的に、東京を舞台にしたものが多いイメージがありますけど、必ずしも読んでいる人は東京の人ではないんですもんね。 そうですね。 漫画以外の時間も注意深く暮らしてください ──応募者へのメッセージをいただけますか。 ほとんどの方が、何かをやりながら漫画を描かれていると思うんです。学生だったり、仕事やバイトをしていたり。その時間も注意深く暮らしてもらえると、漫画に生かせるかなと思います。直接その経験を描くとか描かないとかじゃなくて、「しくみ」って、大体似ていたりするので、応用が効くんですよ。それにいろいろな人と関わりを持つということは、糧になるものだと思います。 ──逆にどこにいても、その場所での肝をつかみとれるかどうかが大事かもしれませんね。 そうです、そうです。あとは本格的に描き始めると編集さんとしか会わずおうちにひきこもってしまうので、今のうちに(笑)。 ──最後に、こんな作品を待ってます!というのを教えてください。 個人的なことをいうと、元気なものが読みたいですね。それほど元気があるものは描いてない私が言って、すみません(笑)。
編集部より
  • 100%完璧に描けていなくても、自分の力不足から逃げずに挑戦すれば必ず上手くなる!
  • 今、自分が持っているものを全部出し切って最後まで描き上げよう!

締め切り直前!!
1月31日(火)当日消印有効!
皆さんのご応募を心よりお待ちしています!!

宇仁田ゆみ氏スペシャルインタビュー
締め切り2012年1月31日(火)当日消印有効 賞金 大賞100万円 優秀賞25万円 奨励賞10万円 受賞者には豪華記念盾を贈呈! 応募先 〒112-8001
東京都文京区音羽2−12−21 講談社イブニング編集部
「第19回 イブニング新人賞―The Challenge―」応募係
応募要項
  1. ページは無制限!! ショートは合計16P以上
  2. 応募はプロ・アマ問わず!
  3. 大賞受賞作品は優先的に本誌掲載!
描き方 応募サイズ
  1. B4サイズの紙に、黒インクか墨汁で描き、セリフは鉛筆書き。
  2. 版面は270ミリ×180ミリ。
  3. 断ち切りは図の外側まで描いてください。
  4. CGの場合は、CD−R、MO、USBメモリー等のデータによる応募も可。
    ただし、プリントアウトしたものを必ず添付してください。
    その場合、縦と横の比率が図と同じならばサイズの制限はありません。
注意点
  1. 最終ページの裏に、住所、氏名、年齢、職業、電話番号、略歴、応募理由、本賞を
    何で知ったかを明記のうえ、アシスタント希望はその旨をお書き下さい。
  2. 応募は未発表作品に限ります。また、同じ作品を同時期に他の新人賞
    (紙媒体にかぎりません)へ応募するのはご遠慮下さい。
  3. 封筒表に「イブニング新人賞―The Challenge―応募原稿在中」とお書き下さい。
  4. 応募は郵送、または持ち込み。持ち込みはあらかじめご連絡下さい。
  5. 応募原稿は基本的に返却しますが、あて先不明などで返却不可能な場合、
    処分させていただくことがあります。
  6. 受賞作品の掲載権、単行本の出版権は講談社に帰属します。
お電話でのお問合せ:イブニング編集部 03−5395−3803まで
 
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