デザート:栄羽弥さんインタビュー|講談社コミックプラス

第13回 栄羽弥さんインタビュー(2010年1月)


ついに、ついに、ついに!
「デザート」連載陣では現在最長となった『コスプレ☆アニマル』が3月号で最終回を迎えました!
描ききったばかりの栄羽さんを直撃です!

描き終わりましたね。どうですか?

【栄羽さん】:
はーー。いちばんは、ほっとしました。まだ番外編が控えているので、さびしいとかはないんです。今のところは。あとでさびしくなるだろうな。


そうなんですよね。「デザート」4・5月号では番外編でアラタ主演作があり、まだまだ楽しみです。でも本編の終盤、やっぱりリカと元が離れているのは、描き手も苦しかったのでは?

【栄羽さん】:
苦しかったですね。1巻、2巻のテンションとは全然ちがうし…。でも、ここまで描こうと決めてたし、通らねばならない道ではあったんですよね。
一つのお話を全うさせる苦しさだったのかもしれません。
このことは、本当に勉強になりました。こんなふうにして、お話は作られていくんだな、と。初体験だったし…。


初体験? 栄羽さん、長い連載は初めてですが、読み切りはたくさん作ってこられて、お話の終わりもずいぶん描かれてきたと思いますが…?

【栄羽さん】:
読み切りのお話とは全然ちがいました。読み切りは、もちろんお話を全うさせますけれど、その恋愛や登場人物の人生の、ある一部分を切り取るような感覚かな。でも今回は、責任がちがうというか…。
やっぱり、今まで描いてきてこんなに多くの方に支持していただいたのは初めてだったので、いろんな読者さんに喜んでいただきたいという「責任」と、登場人物たちの人生もしっかり描かねばという「責任」、でしょうか。 なんとか着地して、安心しました。


登場人物の人生ですか…。たとえば、元は、この恋愛をしていく上で、一段強くなる必要があったんですかねえ。

【栄羽さん】:
終わってみると、そうだったのかもしれません。元は、心に、小さい頃から抱えている傷があって、リカには初めてそこをさらけだせたけど、甘えているだけじゃなくて自分で傷を乗り越えて、リカとも向き合ってほしいというか。ってゆうか、Mさん、そこらへんさんざん話しあいながら作ってきたじゃないですか!!(笑)


(インタビュアーは担当のMでした…) いや、そうなんですけど、あらためてきちんと聞いてみるとすごく感心しちゃいまして…。

【栄羽さん】:
(笑)。おおまかに、この辺であれを描きたい、というような計画はありましたけど、ひとつひとつ突きつめてはいなかったんですね。
「恋ってなんだろう」とか、「強い男の子って?」とか、「リカにとって元って?」とか、ここまで考えて描くとは、ね。
リカと元の関係は、1話目でできあがっていたので。ここまで長く描けるとはまったく思っていなかったんです。読んでくれたみなさまのおかげで、こんなに長く、深く考えながら描くことができたんだなー、と、本当に感謝しています。


するとですねー、アラタ主演の番外編もますます楽しみになっちゃうんですけど!

【栄羽さん】:
アラタのお話は、私も楽しみなんです。アラタを支持してくださる方は、リカを困らせるアラタ、ぐいぐい攻めるアラタが好きなのかな? と思っているので、もうそこを存分にお見せしたいと思ってます!
担当さんにプロット見せたら、攻めるアラタにかなり反応してくれたんで、嬉しかったですね。


ええ。反応しましたとも…。みなさま、アラタ最凶ですから。ご期待くださいね。
そしてそのあとに…。


【栄羽さん】:
もう1話、元とリカのバカップルっぷりや、フェリーチェボーイズのボーイズトーク満載の、コスプレ☆アニマルらしいお話を準備してます。そのあとに考えている新作も、楽しみなんです。あれも描きたい、これも描きたいってワクワクしています。


なんだか、読み手としては嬉しいお話ばかりですね。コスプレ☆アニマル フィナーレと新作、期待大の2010年になりそうです! どうもありがとうございました!

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