デザート:ももち麗子さんインタビュー|講談社コミックプラス

第18回 ももち麗子さんインタビュー(2010年6月)


先が読めない展開で、皆さんをドキドキさせ続けた「いのち」がついに最終回を迎えました。
描き終えたばかりのももちさんに、インタビューに登場してもらいました。

ももちさんの作品では最長となる2年間の連載、お疲れ様でした。
描き終えてのご気分は?


【ももちさん】:
終わったという実感が、まだわかないですね。
アシスタントさんに「2年間お疲れ様です」と言われたんだけど、なんか来月も締め切りがあるような気がしています。
早く次の作品やんなきゃって感じです。


連載中は、いつもどんな感じだったんですか?

【ももちさん】:
毎回締め切りギリギリで40枚のまっ白な原稿を前に、まっ青になっていました。
そのぶん、下絵描くのが速くなりました。この2年で(笑)。
ギリギリまでひっぱって、カレンダーとにらめっこして、逆算して…。
いつも余裕なかったけど、でも「なんとかなるだろうな」と最後は開き直って穏やかに(笑)仕事していた…。
いったいこの余裕はなんだろう…もっとあせらなきゃ自分!と思いつつ…。


大変だったことは?

【ももちさん】:
「裁判」シーンも出てきたので、調べるのはちょっと大変でしたね。


のばらの復讐の方法、読者の方から「まさか、こんな手で…」とたくさんの反響をいただいたのですが、ラストの展開は決まっていたのですか?

【ももちさん】:
のばらが自分で自分を刺すエピソードは、連載途中で考えついたものです。
本当のこといっちゃうと、スタート時点ではラストシーンは全然決まっていませんでした。


思い出深いキャラクターやシーンってありますか?

【ももちさん】:
メガネ刑事!名前は一応、田中さんといます。私も忘れてたけど初登場の時、そう名乗らせていたのを先日1巻を読み直していて発見しました。


え?名前忘れてたんですか?でも、確かに打ち合わせのときは、いつも「メガネ刑事」でしたよね。でも、どうしてそんな彼が思い出深いキャラに?

【ももちさん】:
私の友人のあいだで一番人気だったんです。なぜか…。
実は作品では描かなかったけど「メガネ刑事」のその後のストーリーがあるんですよ。
最終話の一回前(デザート7月号)で、優羽の頭の傷に気づいて「頭のキズは隠しなさい」というシーンがあるんですが、あのシーン、始めのネームではまったく別のものでした。
最初は「本当のことを話しなさい」というセリフにしていたのですが、ここは「はぐれ刑事純情派」の藤田まことでいこうとキャラを変えました。
いいのか!メガネ刑事!
(*優羽とのばらの嘘を追及するキャラから、2人の嘘を見抜きながら、あえて目をつむるキャラに変更したということです。担当)

で、優羽が数年後街で刑事とばったりあったとして、
「あ、刑事さん!」と声をかけたら
「いや…もう刑事じゃないんだ」
「えっ…?」
みたいな!!

嘘を見逃しちゃった分、けじめをつけて刑事をやめちゃうんですねー。
メガネ刑事の奥さんは
「もう、ホントにあなたって人はガンコなんだから」ってあきれちゃってたりして。


なんか読んでみたかった気もしますね。スピンアウト作品みたい。
話は変わりますが、連載が終わって、今やりたいことは?


【ももちさん】:
ももちはカープファンで、毎年西武ドームに対ライオンズの交流戦を観にいくのが楽しみなんですが、今年は締め切りと重なっていけなかったのが残念でした。
(西武ドーム、気持ちいいですよ。あの球場はお気に入り!ドームだけど風が入って きて緑いっぱいだし、駅降りてすぐだし、近し!!うふ♥)
毎年「カープ、今年こそ優勝!」って信じてるんだけど…。
クスン、なぜ弱いかなー。
だから今年は広島のマツダスタジアムにいくつもり!!


すいません、やりたいことって、次回作のことだったんですが。

【ももちさん】:
あ…。
次回作は男の子キャラをもっと登場させて、ラブものとかキャラものとか挑戦してみたいかなあ。
「学園ミステリー」マンガもかなりやりたいと考えてますよ〜。


担当も初耳です。出来るだけはやく実現させて、新連載スタートしてください。ありがとうございました。
単行本最終巻は9月13日発売です。ちょっと待たせてしまいますが、お待ちください!


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