雨の日は1限をさぼり、町をぶらつくことが習慣になった高校1年生のタカオは、初夏のある日ふと立ち寄った公園で謎めいた年上の女性に出会う。雨の日に顔を合わせ言葉を交わすほどに親しくなる二人。タカオは誰にも言ったことがない「靴職人になる」という夢を語り、女性が何かに深い傷をおっていることを知る。相手の名前も仕事も年齢も知らないことで親しくなった二人に、自分と相手の現実と向かい合うときが近づく…!