小学生最後の夏休みの前日、ぼく・山村風太は未来屋と名乗る不思議な青年に出会った。 彼は100円出せば未来を売ってくれる「未来屋」だという。 あやしい大人に無視を決め込んだが、彼はぼくの落とし物を届けに家に現れた。 そして、いつの間にか、家に居候することになった! 彼との出会いをきっかけに、静かな田舎町だった髪櫛町にミステリーがめぐり出す‥‥。児童文学のヒットメーカー・はやみねかおるの作品を武本糸会がマンガ化!! 神隠しの森には「人魚の宝」が隠されている! 夏休みの自由研究で神隠しの森を調べる事にしたぼく・山村風太と未来屋の猫柳さん。まずは神隠しに遭ったという河内さんを訪ねる事にしたが‥‥。田舎町に伝わる怪談が重なり合って解け始め、そして彼らはある人物にたどり着く!全ての答えは、夏休みの最後の土曜日・花火大会の夜に待っていた。そして、少年は不確定な未来の意味を知るー。
漫画家。「少年シリウス」にて『獣の奏者』(原作・上橋菜穂子)を連載中。その他の作品に『ぼくと未来屋の夏』(原作・はやみねかおる)、挿絵作品に『少年名探偵WHO-透明人間事件-』(原作・はやみねかおる)など。
三重県生まれ。小学校の教師をしていた1990年、『怪盗道化師(かいとうぴえろ)』で第30回講談社児童文学新人賞に入選。その後、作家に。代表作は『バイバイ スクール―学校の七不思議事件』、「夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズなど。