少女Uと両親の秘密を知った僕。監禁生活は破綻を迎えたが、ただの作家志望の大学生に過ぎない僕が、彼女のためにしてあげられること‥。救いを求める二つの不十分な魂。「事件」が終わる時、生み出された「物語」たち。それは作家志望の青年がプロの作家になる瞬間でもあった。西尾維新とはっとりみつるが描き出した不十分な少女と青年の1週間。ついに感動の完結――。