内容紹介
2070年代、人間は地球圏を月面にまでようやく押し広げていた。
夢とエゴに満ちた航宙士志望の青年・星野八郎太(通称ハチマキ)の成長を軸に描く、「惑う人々(プラネテス)」たちの物語。「SF」を一段階進めた大傑作。
2002年度星雲賞コミック部門受賞。2003年にはNHKでアニメ放送開始。そのアニメも2005年度星雲賞メディア部門受賞。同賞の原作・アニメのW受賞は『風の谷のナウシカ』以来だと評判になった。
しがないデブリ(宇宙廃棄物)回収船に乗り組むハチマキは、大きな夢を持ちつつも、貧相な現実と不安定な自分に抗いきれずにいる。同僚のユーリは、喪った妻の思い出に後ろ髪を引かれ、自分の未来を探せずにいる。前世紀から続く大気の底の問題は未解決のままで、先進各国はその権勢を成層圏の外まで及ぼしている。人類はその腕を成層圏の外側にまで伸ばした。しかし、生きることーーその強さも弱さも何も変わらなかった。
目次
- PHASE.1 屑星の空
- PHASE.2 地球外少女
- PHASE.3 ささやかなる一服を 星あかりのもとで
- PHASE.4 ロケットのある風景
- PHASE.5 IGNITION―点火―
製品情報
製品名 | プラネテス(1) |
---|---|
著者名 | 著:幸村 誠 |
発売日 | 2001年01月22日 |
価格 | 定価 : 本体657円(税別) |
ISBN | 978-4-06-328735-6 |
判型 | B6 |
ページ数 | 232ページ |
シリーズ | モーニング KC |
初出 | 『モーニング』’99年7号、28号、2000年18号、19号、36号 |