内容紹介
1972年1月、日本に革命を起こすために山岳ベースに集結した赤色連盟のメンバーたち。しかしそこで展開されたのは『総括』と称した自己批判、相互批判の応酬だった。それはやがて援助としての暴力・リンチへとエスカレートし、数日のうちに6人の死者を出してしまう。それでも上層部による暴力的総括要求の嵐はとどまるところを知らず、幹部だった安達には明確な“死刑”の宣告がくだる。そして総括は新たな段階に突入する…。
目次
- 1972年1月18日『ナイフを刺して追及するぞ』
- 1972年1月18日『革命戦士として死ねなかったのが残念です』
- 1972年1月18日『まだ息をしている』
- 1972年1月18日『それはどういうことなんや?』
- 1972年1月18日~19日『よろしい 僕は地獄へ行かう』
- 1972年1月19日『自分は反革命になり切る』
- 1972年1月19日『ベースを移動させる必要がある』
- 1972年1月19日~20日『安達の時 刺さなかった奴がいる!』
- 1972年1月20日『……全部ウソでした』
- 1972年1月20日『われわれはおまえにだまされはしない!』
- 1972年1月20日『死にたくない』
- 1972年1月20日~21日『ああこれだ これが心臓だ』
- 1972年1月22日~25日『なんで総括を要求されるのかわからない』
- 1972年1月25日~26日『山に来るべきじゃなかった』
- 1972年1月26日『やるべきだ』
製品情報
製品名 | レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ(3) |
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著者名 | 著:山本 直樹 |
発売日 | 2016年02月23日 |
価格 | 定価 : 本体1,000円(税別) |
ISBN | 978-4-06-377427-6 |
判型 | A5 |
ページ数 | 184ページ |
シリーズ | KCデラックス |
初出 | 『イブニング』2015年12号~14号、16号~2016年3号 |