まじもじるるも -放課後の魔法中学生-(4)
十三級魔女るるもと地上人・柴木耕太が巻き込まれた魔界のクーデター事件から一年後──。ルシカほか三人の新世代魔女が地上に降り立った。彼女たちは任務失敗続きで後がない最下級十三級の崖っぷち魔女だった。そんな彼女たちに課せられた魔界の未来を左右する使命とは!? ‥‥とか言いながら、ルシカは憧れの地上生活のことで頭がいっぱい。しかも、「呪文字」収集の舞台として選ばれたのはなんと地上の中学校! ルシカ達落ちこぼれ魔女に、果たして「普通の女子中学生」を演じながら任務を果たすことができるのか!?
魔法実験中の事故でのタイムスリップによって、モモヒメは二年前に地上勤務中に亡くなったはずの祖母と再会する。魔界の名門であるマ・リース家で落ちこぼれ扱いだった自分の唯一の味方であった祖母と再会できたモモヒメは、さらなる奇跡を願いようになる。魔界の秘薬である「延命薬」を地上で錬成し、祖母の死の運命を変える──それは、“地上の寿命”に支配された祖母の刻一刻と迫る死期との時間の戦いであった。
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