サムライ・ラガッツィ 戦国少年西方見聞録(4)
時は天正十年、戦国の世。異なる形で夢を追う主従2人が、天正遣欧使節に参加し、世界を舞台に活躍する!主・播馬晴信:九州の小国の元領主。世界の全てを知りたい15歳の少年。一目で人や物との距離を把握する“測量の見切り”を使い、森羅万象を網羅する“萬國大百科”の完成を目指す。従者・桃十郎(朧夜叉):伊賀最強を誇った忍び。「日本最強の男(=信長)を自分の手で斬る」という夢を、本能寺の変により失う。晴信を殺しにきたが、逆に晴信に一年だけ仕える約束を結んだ。燻った「最強」への夢の続きを、「世界」に見る…?
謎の“仙女”に導かれ、晴信達はついに、瀕湖仙人に対面する。澳門の仲間を病から救ってくれるはずの彼はしかし、死に直面していた。「誰も死なせない」晴信、「最善の道を選ぶ」リッチ。主を違える二人の従者、桃十郎とエステベスに、ついに雌雄を決する刻が来る!!日本最強の忍者と南欧一の双剣使いの死闘を、雑誌掲載時から大幅に加筆修正して完全収録! 天長遣欧少年使節異聞、明大陸編、堂々のクライマックス!!
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