サムライ・ラガッツィ 戦国少年西方見聞録(8)
時は天正十年、戦国の世。異なる形で夢を追う主従2人が、天正遣欧使節に参加し、世界を舞台に活躍する!
主・播馬晴信:九州の小国の元領主。世界の全てを知りたい15歳の少年。一目で人や物との距離を把握する“測量の見切り”を使い、“萬國大百科”の完成を目指す。
従者・桃十郎(朧夜叉):伊賀最強を誇った忍び。「日本最強の男(=信長)を自分の手で斬る」という夢を、本能寺の変により失う。晴信を殺しにきたが、逆に晴信に一年だけ仕える約束を結んだ。燻った「最強」への夢の続きを、「世界」に見る――!
ホンサワディー対アユタヤの、国を懸けた3対3の「決闘」。初めて2人が離れて闘った晴・桃主従コンビだったが、見事勝利する。ナレスワン王も勝ち、「一人の死者も出さずに」戦は終わり、勝利に沸くアユタヤ。しかし、ナレスワンこそが東南海最強だと悟った桃十郎は、ある危険な行動に出る――! 新天地へ向かう使節団、桃の過去を知る女刺客の追跡、そして「ラガッツィ」の謎――! 物語はとどまる事を知らずスケールアップ!
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