サムライ・ラガッツィ 戦国少年西方見聞録(9)

著:金田 達也
定価:472円(本体429円)

時は天正十年、戦国の世。異なる形で夢を追う主従2人が、天正遣欧使節に参加し、世界を舞台に活躍する!
主・播馬晴信:九州の小国の元領主。世界の全てを知りたい15歳の少年。一目で人や物との距離を把握する“測量の見切り”を使い、“萬國大百科”の完成を目指す。
従者・桃十郎(朧夜叉):伊賀最強を誇った忍び。「日本最強の男(=信長)を自分の手で斬る」という夢を、本能寺の変により失う。晴信を殺しにきたが、逆に晴信に一年だけ仕える約束を結んだ。燻った「最強」への夢の続きを、「世界」に見る――!


“東洋のローマ”ことインドのゴアに到着した使節団一行。見るもの全てが新しい街に歓喜する晴信に対し、戦場からは程遠い平穏な日々に厭く桃十郎。主従の契約が切れる“一年(ルビ;ひととせ)”が迫る中、晴信は街で居合の達人に出会う。自らを“さむらい”と称する男は、晴信を主と仰ぎ、士官を申し出た。一方その頃、桃十郎の前に現れたのは、追いかけ続けていた「あの男」にそっくりの将だった――!!

サムライ・ラガッツィ 戦国少年西方見聞録(9)

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