ライトノベル(3)

著:なるしま ゆり
定価:618円(本体562円)

主人公は左々暗龍、大学生の人気ライトノベル作家。彼のファンだと名乗る少年ミカトと出会ってから、左々暗の周りでは奇妙なことが起こり始める。彼の書いた小説の登場人物と同じ名前の人間が小説通りの方法で殺されていき、謎の人物から届いたメールには「現実と小説のメディアミックスへようこそ」とあった。『中学生が人を殺す漫画を読み続けたら、その影響でちょっと人を殺してみようと思う中学生が続出するのか? そんなのわからない。だから、小説と現実の事件をちょっと混ぜてみて確かめてみよう』犯人はそう提案してきたのだ。


犯人によって全裸で拉致されて、山奥に放置された左々暗龍が心からほしいもの。それはズボン。犯人からの指令をこなすうちにズボンらしきものがあったのは、腐乱した何かが入ったバッグの下だった。悩んだ末にそのズボンを手にし、バッグのを開ける左々暗。バッグの中にあったものの正体は? そして、犯人からの新たなメッセージとは? 事件の真実に作家・左々暗龍は近づく。そして、それは彼を更なる闇へと導いていくのだった。

ライトノベル(3)

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