死にたがりと雲雀(1)

著:山中 ヒコ
定価:639円(本体581円)

時は江戸――。浪人者の朽木(くちき)が開いた寺子屋に通い始めた一人の少女・雲雀(ひばり)。
雲雀は朽木の下で、学ぶことの楽しさを感じ始めるが、ある時、2人は町内の殺人事件に巻き込まれ……!?
俊英・山中ヒコが、四季折々の江戸を舞台に描く、過去を持つ男と親のない少女の、哀しくも美しい人間模様。


朽木(くちき)――過去にいわくありげな、一人の浪人。雲雀(ひばり)――家に居つかぬ父を待つ、長屋の少女。朽木が荒れ寺に開いた寺子屋に、雲雀が通いはじめ、二人は次第に心を通わせるようになる。だが、雲雀の父が起こした事件によって事態は急転。雲雀は朽木に罪をかぶせようとするが……!? 俊英・山中ヒコが描く、欠けたる者同士が寄り添って生きる、江戸・下町の人情譚。

死にたがりと雲雀(1)

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