決闘裁判(2)

著:宮下 裕樹 協力:後藤 一信
定価:662円(本体602円)

17世紀初頭、神聖ローマ帝国。この地において、裁判とは暴力であった――。原告と被告の決闘で有罪無罪が決まる「決闘裁判」が広く行われていた。「神は正しい方の人間を勝利に導く」という大義名分のもとに‥‥。強い代理決闘士がいると噂の街・フライブルクに着いたニコ達一行が目の当たりにしたのは、傭兵たちによる農民への略奪行為の数々だった。自分の境遇と重なり、たまらず飛び出したニコは、決闘裁判を申し込むが相手にされない。しかし、そこに1人の男が介入した事で、街を揺るがす大決闘に発展する――。


17世紀初頭、神聖ローマ帝国。ニコ達は、アリアとヴォルフが探す「救国の代闘士」がいるという都市・フライブルクに到着。しかし、栄えている塀の内側とは反対に、外側の農村では、傭兵たちによる略奪が起きていた。激昂し、傭兵の1人に決闘裁判を申し込んだニコは、あっという間に袋叩きにされる。そこに割って入った一人の男によって助けられるが、何やらヴォルフやアリアと因縁がありそうで‥‥。

決闘裁判(2)

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