大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック(2)
僕は鈴木実(すずきみのる)、16歳の高1。僕には誰にも言えない悩みがあるんだ。それは、時々高校時代の母さん(旧姓・大蜘蛛)が見えること。どうやらそれは、死んだ父さんの記憶がフラッシュ・バックしてるみたいなんだ。父さんの想いも混じってるせいか、僕は母さんのことを──。 このやり場のない感情をどうしたらいいんだ! というわけで、僕は煩悶の毎日を送っています……。
相変わらず僕の脳裏にフラッシュ・バックする母さんの高校時代。父さんの大蜘蛛ちゃんへの想いが積み重なって、僕はますます母さんのことを──。そんな中、母さんも高校で所属していた漫画研究会のヤンチャ女子・一(にのまえ)が、僕を入部させようといつも誘ってくるんだ。絵も描けない僕をどうしようっていうんだろう!? そんなこんなで、僕はエキセントリックな毎日を送っています。
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