将国のアルタイル嵬伝/嶌国のスバル(5)
大国の強国・大秦に滅ぼされた日薙嶌国。奴隷として生きる日薙人のもとに、皇家の遺子・楠昴皇子が帰還する。ただ一人、速布叉だけはその正体が少女だと見破るが、仕える覚悟を決める。そして草薙嶌国軍は、復活した秘伝の武器・東弓を手にし、逆襲を開始。破竹の連勝を続け、兆将軍率いる第四州軍を撃退した。そして、第五州をも奪取する。この事態に、大将軍・陶は大秦本国より独立を宣言、「日薙将国」を名乗る。そして、大秦の脅威に対抗するために、皇子に休戦及び同盟の結成を強いるのであった。皇子は、第六州の返還と、陶の平伏の見返りとして、「大日薙」の締結を承認する。一方、陶の弟・馬率いる大軍が海を渡り、本土へ到来した・・!!
大将軍・陶の奇策により、日薙嶌国と日薙将国の連盟、「大日薙」が結成された。かつての敵と轡を並べる速布叉たちに、迫りくるは大秦の大船団。大海原を埋め尽くす大軍を、皇子たちは撃退できるのか!?
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