スロウハイツの神様(3)
人気作家、チヨダ・コーキの小説が原因となった殺人事件から10年。コーキは新進気鋭の若手脚本家・赤羽環がオーナーのシェアハウス「スロウハイツ」に入居していた。コミュニケーションが苦手なコーキだが、環のつくったスロウハイツという「家族」はとても気にいっていた。事件の後は筆を折りかけたが、今は再び小説家として活躍している。そのコーキを尊敬してやまない環。口は悪いが純粋な彼女を好きで集まっている入居者たち。環を中心に、ハイツのクリエイターやその卵たちはその生活を楽しんでいた。しかし、新しい入居者・加々美莉々亜がやってきて全てが変わる。彼女は公輝への愛情を隠そうともせず、公輝の部屋に入り浸る。スーと正義の間も上手くいかなくなり、さらに人気覆面作家・幹永舞がスロウハイツにいたことが判明し、ハイツはどんどんギクシャクしていく。そしてある日、環を激怒させるある出来事が起こり、平穏なスロウハイツは終わりを告げる――。
クリエイターとその卵たちのシェアハウス・スロウハイツ。莉々亜がやってきて以来、以前の平穏さは失われていた。人気覆面作家・幹永舞がスロウハイツにいたことも分かり、ハイツはどんどんギクシャクしていく。そしてある日、環を激怒させる出来事が…。「私がコウちゃんのファンなのは、コウちゃんのためにならない」少女の時から抱える環の悲痛な思いが、二人の距離を遠ざける…。辻村深月の大ヒット小説のコミカライズ第3巻!
書店によって取り扱いがない場合もございますので、あらかじめご了承ください。電子書籍での価格は紙の本と異なる場合がありますので、詳しくは各電子書店でご覧ください。