ヒロインは絶望しました。(8)

著:千田 大輔
定価:528円(本体480円)

『異常者の愛』千田大輔最新作! 服従か、死か。ある日突然、仮想世界に転送された女子高生・渋谷明は、化け物たちに喰われ嬲られ殺される。繰り返す死、狂いそうになる痛み、終わらない絶望――。転送先の世界の秘密を知る少年・秋葉歪が要求したのは、命と尊厳を引き換えにした恥辱の日々だった……。

秋葉に隷属するふりをして、渋谷は復讐を誓った。"どんな手を使っても、どんな恩があったとしても、自分たちを貶めたこの男を、命がけで陥れる――。” 不退転の決意を胸に、渋谷たちはSSランクマッチに参戦する。15ペアずつに分かれてのバトルロイヤル・デスマッチ。信頼と絆を武器にする敵チームに対し、秋葉は恐怖と脅迫でチームを統率する。残虐さを増していくゲームを意に介さず、味方すら欺き、渋谷は鋼の意思で秋葉の隙をうかがい続ける。張りつけた笑顔の下の本音は、揺るぎない嫌悪。「ああ本当に――気持ち悪いなあ」。

ヒロインは絶望しました。(8)

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