椿の花が落ちる頃

著:占地
定価:825円(本体750円)

時は江戸時代後期。
家族を食わせるために年季明けまで男とばれないことを条件として吉原遊郭の大見世・椿屋に買われた宗太。
8年後、彼は奇跡的に水揚げもせぬまま、絶世の美しさを誇る白椿花魁として吉原中に名を轟かせていた。
しかし、白椿花魁を描くために椿屋を訪れた美人画絵師・龍春に一瞬で男であることを見抜かれてしまい…!?

本当の名を捨てて女として生きる白椿と、人生を捨ててまで美人画に執着する龍春。
やがて互いの熱を求め合うふたり、廓の中で「愛」は生まれるのかーー?

椿の花が落ちる頃

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