紫電改343(9)
昭和二十年四月十七日。B29撃墜に不利な鹿屋基地から第一国分基地に移った「剣部隊」。
連日のB29来襲のなか生じた不協和音。
杉田兵曹の弔い合戦に燃える戦闘三〇一隊長・菅野直と
冷静に慎重論を唱える戦闘四〇七隊長・林喜重が対立していた。
対爆撃機への有効な攻撃法が固まらぬまま、
それぞれの信念をかけたB29迎撃戦闘が幕を開ける!!
まもなく夏。
戦況はさらに悪化し、
戦闘は最終局面である。
祖国の空が熱くなる。
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