山岡荘八の原作を横山まさみちが作画した快作。天保6(1835)年11月、土佐で生まれた龍馬は、日本一の剣客を目ざして江戸に上る。ペリーの黒船来航や井伊大老暗殺など日本中が騒然とする中で脱藩、後に江戸で幕府軍艦奉行・勝海舟に、新風を受けて開眼! 維新への道が急展開する世情をうけて「日本はひとつに」という大きな視点に立った龍馬は、薩長連合、亀山社中(のちの海援隊)を結成し、船中八策(せんちゅうはっさく)を考案。しかし、志なかばにして京都近江屋で暗殺された。維新の朝を迎えることなく散った33歳。
龍馬の前半生を活写した。土佐の郷士・坂本家、母の胎内に“雲龍奔馬(うんりゅうほんば)”が入る夢を見て生まれた末っ子は、龍馬と名づけられ、やがて日本一の剣客を目ざして江戸に上り、北辰一刀流の免許皆伝。ペリーの黒船来航や井伊大老暗殺など日本中が騒然とする中、多感な龍馬も攘夷か開国か、心は大きく揺れ動く。脱藩後、薩摩・長崎・京を経て、江戸で幕府軍艦奉行・勝海舟に、新風を受けて開眼!
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