「気持ちが伝わる料理」を求めて、一流ホテルの厨房を飛び出した料理人の大沢公は、ベトナムの日本大使館公邸で働きはじめる。世界各国のVIPたちの思惑が渦巻く戦場のような食卓で、公は「気持ちが伝わる料理」を武器として倉木和也大使をサポートする。その姿はまさに「味の外交官」。
『大使閣下の料理人』(全25巻)で平成14年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。貞操観念の堅い女性を描かせたら右に出る漫画家は居ない(?)と噂される絵師。月刊ヤングマガジン2011年1号より連載の『風より疾く』では「女剣士萌え」を目指しています。
1962年、東京都国立市出身。ホテル勤務を経て、在ブルネイ日本大使公邸(1990~93年)、在ベトナム日本大使公邸(1994~98年)で公邸料理人を務める。98年『大使閣下の料理人』で原作者デビュー。主な作品に『思い出の味 大陸食堂』(講談社)、『グ・ラ・メ! ~大宰相の料理人~』(新潮社) 、『星に願いを』『キュイジニエ』(集英社)など。