「カバチ」とは広島弁で、文句や屁理屈のこと。法を知れば、それまで泣き寝入りしていた人もカバチをタレて(言って)、自分たちの生活を守ることができるのだ。 主人公の田村は、行政書士の大野と出会ったことでそのことに気づき、大野事務所に入所した。そんな田村が補助者として積んださまざまな経験を綴ったのが前作『カバチタレ!』。そして、試験に合格し晴れて行政書士となった田村が、新たに登場する女行政書士・住吉美寿々とともに、これまで以上にカバチをタレるのが『特上カバチ!!─カバチタレ!2─』である。
甲斐光男は自立を目指してマジメに働く18歳。しかし継父はひどいロクデナシ。まるで光男を憎んでいるかのように振る舞い、ついには光男の給料を勝手に受け取りバクチにつぎ込んでしまう。光男から相談を受けた田村は継父から給料を取り戻すことに。その他、犬飼家の嫁姑戦争・完結編も収録。
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