恵美須高校の特進科に通う、元いじめられっ子の木樽優紀は、偶然訪れたボクシングの試合会場で、幼なじみの鏑矢義平と再会し、彼が同じ高校のボクシング部エースだと知る。ある日、自分をいじめていた元同級生に絡まれた木樽は、女友達の前で、惨めにも叩きのめされてしまう。その夜、傷だらけの木樽は鏑矢の元を訪れる。「カブちゃん、ボクシングを教えてくれ! 強く‥‥なりたいんだ」
「オレは、パンチをかいくぐってどつき合うのが好きなんじゃ!!」 1年生ながらインターハイ本選出場を果たした鏑矢は、初戦で北海道代表・戸田浩史と対戦。一発を狙う鏑矢に対し、細かいパンチでポイントを稼ぐ戸田。それを危惧した監督は、一発ばかり狙わず、ガードを使い小さく速いパンチを出すよう鏑矢に指示するが‥‥。
+ もっとみる