映画は撮ったことがない ディレクターズ・カット版
エイガハトッタコトガナイディレクターズカットバン
内容紹介
+ もっとみる
目次
- ●はじめに
- 疑問と答えの連鎖
- ●企画・脚本──入れ物の開発、構造の構築
- 相乗りできる「何か」
- 企画の正体
- 「脚本の体」を成すための要因
- 「構造」を獲得する
- 「誤解」がもたらす構造
- ●演出──イメージを具現化する試み
- 演出の方向性は制作状況によって決められる!
- 制作状況との戦い
- 制作状況に勝利した場合の戦利品
- 同化効果あるいは異化効果を狙う
- その“気分”を誰かに届けるために
- 誰がための映画か?
- 経験がモノをいう世界
- ●ポスト・プロダクション──最後の最後で作品を救う方法
- アクティヴ演出の最終局面
- 編集の妙味とは?
- 音楽に救われろ!
- 諸刃の剣
- 効果音の妙味
- 演出耳と技術耳
- ●実写とアニメの差異──『Dandelion 学食のマブ』より
- 脚本と実尺の関係
- 画コンテのこと、カット割りのこと
- 描く=カメラに写す
- 光と影
- 色彩設計
- 同時録音とアフター・レコーディング
- ●映画は撮れたのか?──映画の正体に関する6つの考察
- 映画監督とは……
- 画を映すと物が語るという芸術
- ストーリーを超えろ!
- 時間を真空パックする
- 独裁者たれ!
- 欠落の獲得
- ●総括として
- 作家性なるモノ、それを成す究極の構造
- <補講>
- 企画編
- 脚本編
- 演出編
- ポスト・プロダクション編
- 映画監督とは?編
- <映画を生む本棚>
- 『番犬は庭を守る』岩井俊二
- 『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』東 浩紀
- 『ジェノサイド』高野和明
- 『ドライヴ』ジェイムズ・サリス
- 『ノーライフキング』いとうせいこう
- 『回転木馬のデッド・ヒート』村上春樹
- 『宝島』スティーヴンスン
- <特別対談>
- 庵野秀明×神山健治
- ディレクターズ・カット版あとがき
製品情報
製品名 | 映画は撮ったことがない ディレクターズ・カット版 |
---|---|
著者名 | 著:神山 健治 |
発売日 | 2017年03月24日 |
価格 | 定価:1,430円(本体1,300円) |
ISBN | 978-4-06-365015-0 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 312ページ |
初出 | 2009年にINFASパブリケーションズより「神山健治の 映画は撮ったことがない 映画を撮る方法・試論」として刊行。新書化にあたり中島哲也・押井守両氏との対談を割愛し、「映画を生む本棚」、庵野秀明氏との対談、「ディレクターズ・カット版あとがき」を付した。 LESSON_01~32/IFNAパブリケーションズ「スタジオ・ボイス」2006年5月号~2008年12月号 補講/旧版録り下ろし(取材・構成:藤津亮太) 映画を生む本棚/KADOKAWA「ダ・ヴィンチ」2012年5月号~11月号 特別対談/録り下ろし(取材・構成:藤津亮太) |
関連シリーズ
-
映画の切り札 ハリウッド映画編集の流儀
-
ショットとは何か
-
WKW:THE CINEMA OF WONG KAR WAI ザ・シネマ・オブ・ウォン・カーウァイ
-
映像表現革命時代の映画論
-
なぜ80年代映画は私たちを熱狂させたのか
-
読むと元気が出るスターの名言 ハリウッドスーパースター列伝
-
7.24映画戦争2019-2021
-
活劇映画と家族
-
「百合映画」完全ガイド
-
なぜオスカーはおもしろいのか? 受賞予想で100倍楽しむ「アカデミー賞」
-
手塚治虫と戦時下メディア理論 文化工作・記録映画・機械芸術
-
なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか
-
映画の奈落
-
池波正太郎の映画日記
-
映画時評2012-2014
-
スタアのいた季節
-
映画時評2009-2011
-
甦る昭和脇役名画館
-
エキプ・ド・シネマの三十年
-
今村昌平の製作現場
-
新編映画的思考
-
虹のヲルゴオル
-
ミステリー映画館
-
映画館が学校だった わたしの青春記
-
シネマッド・ティーパーティ
-
下水道映画を探検する