死にたいなら奴を探せ。男の名前は来島明良。生に絶望した時、生に飽きた時、生が苦痛な時、彼を訪ねるといい。来島は、謎の組織「日本タナロジー学会」の医師にして調査員。彼に「死に値する」と認められた人間は、安らかな死を処方されるのだ。最新巻では最終シリーズ「冬の諜報編」を収録。赤名修の超絶筆致で描かれる、生と死の意味を問う人間ドラマ。感動のエピローグを見逃すな!