自分の失投で甲子園出場を逃してしまった聖児。大学の推薦入学は決まっているものの、心はチームメイトへの罪悪感でいっぱいで喜べない。それに、甲子園に行けたら告白しようと思っていた由羽への思いも不完全燃焼なままだ。そんなある日、由羽に大学で野球を続けていいのか迷っていることを、見透かされて……。