古狼族の少年・糸巻は、ある日突然“飢餓期”に入る。これを終わらせるには、少女の姿をした植物“飴菓子”を育て、1年後に彼女を食べるしかない。一方、飴菓子も古狼の血が唯一の食料。喰い、喰われる関係のふたりの共存生活が始まる。異種族間の究極の純愛を描いた、切ないファンタジー。同名の単行本1巻所収の第1話を収録。