人気作家、チヨダ・コーキの小説が原因となった殺人事件から10年。コーキは新進気鋭の若手脚本家・赤羽環がオーナーのシェアハウス「スロウハイツ」に入居していた。コミュニケーションが苦手なコーキだが、環のつくったスロウハイツという「家族」はとても気にいっていた。事件の後は筆を折りかけたが、今は再び小説家として活躍している。そのコーキを尊敬してやまない環。口は悪いが純粋な彼女を好きで集まっている入居者たち。全ては上手く回っていた。ある、新しい入居者が現れるまでは…。
クリエイターとその卵たちのシェアハウス・スロウハイツに新しい入居者がやってきた。千代田公輝への愛情を隠そうともしない女性・加々美莉々亜の登場で、スロウハイツが少しずつ変わっていく…。辻村深月の大ヒット小説の完全コミカライズ、第2巻!
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