松浦だるま書きおろし短編小説「漣の糸」付き特装版!!
64頁、およそ3万字にも及ぶ「いざな」と「かさね」の物語を是非ご覧ください!!
【本編】
他者の顔を奪う口紅。
羽生田作・演出「暁の姫」を最後に舞台に立つことも口紅を使うこともやめると告げた累。
累の行動に理解ができない羽生田は、
その真意を探る中で野菊が持つ海道凪の手帳を読み、永久交換の秘密を掴む。
それぞれの縺れゆく思惑のはて、真実がついに露となる。
【漣の糸内容】
いざなとかさね、母娘二人の日々が白日のもとに。
伝説の女優、淵透世。
他者の顔を奪う口紅の力を使い、透世としてその名声を一身に受けた“いざな”。
罪と虚構によって彩られた煌びやかなる幻の日々は、娘・“かさね”の誕生ともに、
仄かに滲みはじめる。
日毎に自分の真の姿に似ていくそのひとに、
“いざな“は惑い慄き、己を失っていき…。
母と娘、同じ宿命を背負いし二人、“かさね”を見る“いざな”の瞳に宿る色は。
他者の顔を奪う口紅。羽生田作・演出「暁の姫」を最後に舞台に立つことも口紅を使うこともやめると告げた累。累の行動に理解ができない羽生田は、その真意を探る中で野菊が持つ海道凪の手帳を読み、永久交換の秘密をつかむ。それぞれの縺れゆく思惑のはて、真実がついに露となる。特装版は松浦だるま書きおろし短編小説「漣の糸」付き!!
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