この後自殺か人殺しでもしないかぎり、聖人認定は間違いないと言われる修道女のマザー・ドロテア。だがある日、彼女の経歴を疑う青年記者・アレハンドロが修道院を訪れる。彼女の正体は、奇跡の聖女か、稀代の詐欺師か――。『辺獄のシュヴェスタ』で各所から激賞された竹良実が放つ、85ページの特濃読み切りを、リクエストにお応えして緊急電子書籍化!電子版では彼らのその後を描いた、おまけマンガ3ページも収録します。
©Minoru Takeyoshi
2013年『地の底の天上』で第265回スピリッツ賞よりデビュー。初連載作品『辺獄のシュヴェスタ』(小学館)が2016年完結。16世紀ドイツの修道院を舞台に、不屈の精神で戦い抜く少女達を描いた本作は、各所で絶賛された。