マルドゥック・シティの最高警備刑務所《デモンズ・エッグ》より脱獄を試みるツキミとバロット、ウフコック。空間を捻じ曲げる迷宮と化した《悪魔の卵》は真の姿を現す。そして謎の暗殺者にして迷宮の主《蠍》との闘いの行方は―ー!? 冲方丁が主催した自作の二次創作コンテスト「冲方塾」発・傑作SF「マルドゥック」シリーズ公認スピンオフ!
©Minamoto keisuke/Ubukata tou
第24回シリウス新人賞で入選後、第1回「冲方塾」で今作品で大賞受賞。
1977年岐阜県生まれ。早稲田大学在学中の1996年に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年、第24回日本SF大賞 を受賞した『マルドゥック・スクランブル』などの作品を経て、2009年、天文暦学者・渋川春海の生涯を描いた初の時代小説『天地明察』で第31回吉川英 治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞し、第143回直木賞の候補となる(「BOOK著者紹介情報」より