自分の中の「おろしたくない」という気持ちに向き合ったゆりな。真琴に「家族になろうよ」と声をかけられるが、ふみとの心地よく穏やかな生活との決別を前にして、気持ちが揺れる。しかし、それまでセフレだった真琴が自分と同じ痛みを抱えていることに気が付き、一緒に暮らす決心を固める。ゆりなが家を出ていき、一人残されたふみは、2年前、予備校の講師をやめることになったきっかけの生徒・瑛と再会して…?
社会に馴染めない2人がそっと寄り添うような、女同士の脆い“ふたりぐらし”のお話、単行本版がついに完結。ゆりなとふみが選び取る未来とは…?
©丘邑やち代
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