「箱……?」「箱だよな……」「何なのかしら、あの箱……?」 成人会――貴族が17歳を迎えた夏に招かれる王家主催のパーティ。華やかな会場の片隅に置かれた謎の木箱。好奇心に満ちた顔で近付いた第二王子が、「ダメだ。気になって仕方ない。なんだこれ?」と箱の表面を叩くと、「あ、あの……なにか、ご用でしょうか?」と可憐な声が! これは、これ以上ないほどの正真正銘の「箱入りお嬢様」と王子様のおかしな恋の物語――。
小説投稿サイト「小説家になろう」に連載・読み切りを多数投稿。レジェンドノベルス(講談社)より『俺はダンジョンマスター、真の迷宮探索というものを教えてやろう』1~2巻刊行。
イラストレーター。
引きこもり箱入令嬢の結婚