目が覚めるとそこは王の寝室だった――。小国リエナの第2王女ユリアナはカルドナの国王であるオーギュストの元に嫁いで半年のある日、城の塔から落ちて記憶を失ってしまう。身体はそのままに、記憶だけが5年前の16歳当時に戻ってしまったユリアナ。オーギュストに恋をしたことも、盛大な結婚式を挙げたことも覚えておらず、目の前にいる深緑の瞳をした美しい王が自分の夫であるということに戸惑いを隠せずにいた。そんなユリアナに以前のように温かく触れ、強引にキスをするオーギュストに、記憶はなくとも、身体は反応してしまうユリアナ。徐々に彼の中にある優しさや愛情深さに惹かれていく一方で、記憶が戻らぬことに焦燥を感じていた。そんな中、ユリアナは深夜にひとり、失われた記憶の鍵を握る西の塔へと向かいーー!?ユリアナの教育係を務めるエレンディラの怪しい動向からも目が離せない、急展開の第2巻!
【こちらの電子KC1巻では分冊版5ー8話を贅沢収録☆電子限定特典つき!】
講談社X文庫ホワイトハートの大人気ベストセラーを待望コミカライズ!
「お前の身体のすべてに触れる権利は私だけにある――」、舞台は異国、強引な国王に溺愛される、 サスペンス×ラブロマンス!
©田茂たも太・火崎勇
+ もっとみる