リーセル・クロウは、恋人だったはずの王太子――ユリシーズによって処刑された。
それもこれも、性悪聖女に嵌められたせい。
どこで、何を間違えたのだろう?
こんな人生は二度とごめんだ。
薄れゆく意識の中でそう考えるリーセルだが、気がついたら6歳の自分に戻っていた!
私、今度こそ間違えたりしない。平穏な人生を送るんだ! そう決意し、前回と違う道を選び続けるが――
聖女の幼なじみである公爵家のギディオンがなぜか関わってくる。
あなたとは距離を保ちたいんですが!
「リーセル、早く助けて!」
「助けないとダメ……?」
「な、何を言って……。当たり前じゃないか!! 早くして!」
でもなんだか彼の性格が変わってるようで――?
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