春の魔術祭も佳境。人皇姫・スセリとの一騎打ちの最中、 ユユカの投げ込んだ古い槍に引き寄せられたロイド。 それは千年前の、護衛騎士ヴァンスの親友・フリードの槍だった。 二人きりの精神世界。昏い瞳でロイドを見つめるフリード。 その黒き力に呑まれ、現世のロイドはスセリに牙を剥く!! 闇の結界の中での死闘。スセリ、そしてロイド最大の窮地に光は差すのか!? いよいよロイドと皇姫達に迫るユユカの魔手。そしてさらなる黒幕の影――。 大人気ファンタジー、急展開の第6巻!!