「実力不足だからパーティを抜けろ」 勇者パーティに所属しているオルンは、ある日突然リーダーからそう告げられた。 さらに他の仲間からは「器用貧乏」と罵倒を受ける。 失意のオルンは、ソロでの活動を開始した。 しかしその胸には、究極の「器用貧乏」―― “万能者”になる野心が秘められていた。