遺産相続専門の訳アリ探偵・灰江(ハイエ)。そこに相続、もとい“争族”の匂いがすれば東へ西へ日本各地を飛び回る。老舗和菓子屋『鳳凰』の相続問題の依頼を受けた灰江達。「けったい」なお人柄と呼ばれた主人・百万遍紘一が遺した遺言書を巡って、嫡男・正臣と妾の子・野心が対立する。完全アウェイの京の街で、灰江達は事件を解決できるのかーー? 前代未聞の相続ミステリ、第4巻!!