「皇位簒奪の決行は間もなくだ…心得ておけ――」 後宮で姫君の身代わりとして、演技をし続ける璃都。 皇帝陛下・翠漣と護衛・蒼焔と共に過ごしながら、後宮の権力者・皇太后から二人を守る方法を探っていた。 そんなある日、年に一度行われる“神事の舞”に関する書物を探すため、再び故郷の翡翠座を訪れる。 思い出話に花を咲かせながら、大好きなものを守りたいと決意する璃都。 しかし、ついに皇位簒奪へと動き出し始めた蒼焔。一方で翠漣はひとり、皇太后の呪いに苦しんでいて―――!? 麗しき皇帝と謎の護衛、演劇少女――。 3人の恋と運命に過酷な試練が訪れる第4巻。
©雨川透子・桜倉メグ/講談社