聖女に選ばれたことをきっかけに豹変してしまった妹・レナータから逃れるため、この上なく美しい公爵・デジレのもとで使用人として働くことになったフローリア。 仕えるための条件「恋をしないこと」を守りつつ、穏やかな日々を過ごす彼女のもとに、レナータから舞踏会の招待状が。レナータの思惑を理解しながらも、出席を決めたフローリアに、デジレは「私に任せてくれないか?」と声を掛け―――。
©一ノ谷鈴・安康マイ・八美☆わん/講談社